お訪ね頂きまして有難うございます。
さて、タイトルの内容に入る前に、少し雑談をさせてください。
音楽好きの皆さんに『いつもどんな曲を聴いていますか?』と尋ねると、案外素直に、J-Pop、Rock、映画音楽、イージーリスニング、演歌などと返事が返ってきますよね。尋ねる方も気楽です。
ところが、『オーディオ趣味』『オーディオマニア』だと思われる人に対して、同じことを尋ねる時は、どうも様子が違ってくるようです。例えば『オーディオが趣味で・・・』と私が言った途端に、少々敬遠気味に『やはりクラシックですか?』と先手を打たれることがほとんどです。また、オーディオに興味がある人にスピーカーはAltec A7・・・と言うと『ジャズを聴かれるんですね。』と・・・。
『いやあ・・・何でも聴きますよ。でも、強いて言えば演歌はあまり・・・』と私は答えていました。決して演歌が苦手という訳ではありません。オーディオルームでは比較的大きな音を出すことから、人生模様がしみじみと、あるいはストレートに伝わる曲(フォークソングなども該当しそうですね。)を大きな音で鳴らすのは少々気恥ずかしいからです。
そのため、普段はイージーリスニングをはじめ映画音楽やシンフォニックなロック(?)、フルバンドのジャズ・・・そして、クラシックもダイナミックレンジの広さを体感しつつ、楽しんでいます。 その一方、ピアノソロ※や小編成のジャズも好きですが、ソロや小編成だったりしても、それなりの音量を求めてしまうので、隣室の室内犬?ボルゾイのレオン君をはじめ、家族には何かしら迷惑をかけているかと思っています。
※ピアノソロの「♫ スターウォーズ」を聴いてみましょうか。テクニックや迫力も十分! すごいですよ。
演奏は・・・ Sonya Belousova ・・・途中、ダース・ベイダーを彷彿とさせる黒のレザー手袋をしての演奏!びっくり!
下の写真は、昔の自宅、春日井市高蔵寺のオーディオルームです。時代が判る白黒写真。
※これは、30年以上も昔の自宅オーディオルームです。一応、遮音には気を使って設計した部屋です。
二重のサッシやドア、そして換気扇も吸音ダクト。音響の専門書を参考に、極力室内から外への音漏れを減らしました。
そして、転勤となり現在の自宅オーディオルームの様子は少し前の
『オーディオの道・・・苦労の始まりと終わり。』でアップしています。
こちらは遮音性能もぐっと向上していますので、夜間の使用でもほとんど問題はありません。
広さ24㎡の部屋の中にもうひとつ部屋を作るコンセプトで自分が設計したものです。
では、本題に入りましょう。
影響を受けた音楽・・・オールディズやTV等ののテーマソングについては、ジャケットで一例を挙げていますので、今回は作曲家、楽団名やその指揮者たちを参考までに列挙します。 興味がおありの方は、ネットで検索してみてくださいね。
まず最初はドイツのベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)、名前は知らなくても彼の作品、皆さんがよくご存じの曲がいくつもありますよ。高校時代、私がトランペットでよく吹いていた曲が彼のヒット曲の一つ『愛の誓い Till』です。また他の演奏でのベースギターの特徴的なリズムや音作りも気に入っています。
YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=fbepQSb3heQ
それでは、故人も多くなりますが、ランダムに名前を列記します。彼らやその楽団からどんな影響を受けてきたか、どんな曲がお気に入りか、想像してください。
なお、ビートルズ (The Beatles) や カーペンターズをはじめロック、ジャズ、クラシック関係は今回は除きました。これは次の機会ということでご了承ください。
でも、お気に入りの “I just called to say I love you” (Stevie Wonder) も聴きましょう。
アーサー・フィードラー、ジョン・バリー、ジェリー・ゴールドスミス、エルマー・バーンスタイン、エンニオ・モリコーネ、カラヴェリ、サン・プルー、ジェームス・ラスト、ジョン・ウィリアムズ、ネルソン・リドル、ヘンリー・マンシーニ、パーシー・フェイス、ビリー・ヴォーン、フランク・プールセル、フランシス・レイ、ポール・モーリア、マントヴァーニ、ラロ・シフリン、リチャード・クレイダーマン、レイモン・ルフェーブル、モーリス・ジャール、ニニ・ロッソ・・・
ジャズ関係他多数・・・海外勢ばかり?・・・ ではありません・・・・冨田勲、羽田健太郎、来生たかお、中島みゆき、岡村孝子、松任谷由実(荒井時代から)、五輪真弓、久石譲 ・・・みんな素晴らしい人ばかりですね。(敬称略)
そして、私のオーディオ趣味に大きな影響を与えてくださった音響のプロの皆さんには大変感謝しています。
では、その中のお一人、Mr. Altecとの異名を持たれている森本雅記氏、日本、いや世界でもアルテックの機器ことでこの人に勝る人はいない程の人物です。勿論、アルテックに限らず、大変幅広く深くプロの音響技術に関する発表もされています。 Altec等、音響システム発展の歴史などについてお知りになりたい方、必見!
http://www.mnsv.co.jp/index.html
Altecの歴史コーナー:http://www.mnsv.co.jp/ALTEC/index.html
30年以上も前になりますが、何回か直接お会いしてお話しができたり、大ホールでの催事のためのSR機器セッティングや調整作業等の様子もしっかり勉強できたのは、正に私の財産です。
また、この頃、興味のあった高性能プロジェクターに関する勉強もさせてもらいました。
森本氏ご本人は勿論、氏の多くの音響関係資料がネットでご覧になれますので、是非お訪ねください。
また、森本氏や吉田氏からご連絡を頂いたお陰で、1983年夏にアルテック社のマーク・ウレダ(Mark Ureda)氏とお話しする機会が持てました。
それは、アルテックの劇場用新型スピーカーの紹介や試聴を含んだ講演会、そのサウンド・セミナーでの講師がマーク・ウレダ氏だったのです。
新型スピーカーシステムとは、3000シリーズのウーファーとマンタレーホーン500シリーズを装着した強力ドライバーでの2ウェイ数タイプです。かなり時が経ちますが、アルテック
のスピーカーに興味をお持ちの方なら『マンタレーホーン』をご存知かも知れませんね。
そして、アルテックの新たな音響理論に基づくボイス・オブ・シアター新シリーズに使われているこれらのユニットを開発したのが、当時アルテックの技術部長だったマーク・ウレダ氏その人で、セミナー終了後、うれしいことに氏とお話しする時間を取って頂けました。
でも、そのお話しは次回となります。
なお、ウレダ氏はアルテックを退社後、JBL Professionalの副社長、Northrop Grumman Corporationの企業戦略・技術担当副社長、そして、現在はHarman Internationalのプロ用のスピーカー部門を担う、副社長だとお聞きしています。
MBA 資格をお持ちの技術者、さすがですね。
【参考:Altec Woofer 3000 series, 8000 series system, Altec Mantaray Horn】
上図右端のウーファー・ユニットとLFシステムの周波数特性を下に掲載します。
3000シリーズを使ったウーファーとマンタレーホーンでのシステムは、当時のウレダ氏のセミナーで聴きました。 正にAltec "Voice of The Theatre" の雰囲気を感じることが出来ました。(試聴した曲はフラッシュダンスのCD・・・♫ "What a Feeling" が印象的でした。)
また、その数年後、千人以上が入る会場(映画館ではありません。)での映画上映会のスクリーン後ろのスピーカーが何とAltec A6A! 舞台の袖やスクリーン裏を自由に動くことが許されていた私、スピーカーすぐ横4~5mほどの位置でこれを聴いたのです。とにかく、これほど強烈な大音量は経験したことがありませんでした。当然、家庭での使用が前提の私には、A5、あるいはA6Aのような強烈なドライバーは不要との判断は間違いではなかったと痛感した次第です。(勿論、客席の最後部でも明瞭な音が聞けることを確認しました。)
それでも、低音部分については、下図中央の"8182"や"8154"の導入を検討したこともありました。しかし巨大!・・・狭いオーディオ室への設置には、課題が多過ぎたようです。(^^;)
それでは、次回A7の音づくりについて、30年以上も前のお話しとは言うものの、Western Electricの流れをくむAltec(そして、兄弟JBL)、ウレダ氏のお話しやアドバイスなどのお話をしたいと思います。
参考までにJBLの資料も掲載します。 左端のトゥイーター"2405H"は導入しましたが、右端のサブウーファーB460・・・高額! さすがに導入はあきらめました。
中央のパラゴン・・・高嶺の花?・・・そうですね・・・正に高値の花!でした。(笑)
では、またお越し下さいね。
さて、タイトルの内容に入る前に、少し雑談をさせてください。
音楽好きの皆さんに『いつもどんな曲を聴いていますか?』と尋ねると、案外素直に、J-Pop、Rock、映画音楽、イージーリスニング、演歌などと返事が返ってきますよね。尋ねる方も気楽です。
ところが、『オーディオ趣味』『オーディオマニア』だと思われる人に対して、同じことを尋ねる時は、どうも様子が違ってくるようです。例えば『オーディオが趣味で・・・』と私が言った途端に、少々敬遠気味に『やはりクラシックですか?』と先手を打たれることがほとんどです。また、オーディオに興味がある人にスピーカーはAltec A7・・・と言うと『ジャズを聴かれるんですね。』と・・・。
『いやあ・・・何でも聴きますよ。でも、強いて言えば演歌はあまり・・・』と私は答えていました。決して演歌が苦手という訳ではありません。オーディオルームでは比較的大きな音を出すことから、人生模様がしみじみと、あるいはストレートに伝わる曲(フォークソングなども該当しそうですね。)を大きな音で鳴らすのは少々気恥ずかしいからです。
そのため、普段はイージーリスニングをはじめ映画音楽やシンフォニックなロック(?)、フルバンドのジャズ・・・そして、クラシックもダイナミックレンジの広さを体感しつつ、楽しんでいます。 その一方、ピアノソロ※や小編成のジャズも好きですが、ソロや小編成だったりしても、それなりの音量を求めてしまうので、隣室の室内犬?ボルゾイのレオン君をはじめ、家族には何かしら迷惑をかけているかと思っています。
※ピアノソロの「♫ スターウォーズ」を聴いてみましょうか。テクニックや迫力も十分! すごいですよ。
演奏は・・・ Sonya Belousova ・・・途中、ダース・ベイダーを彷彿とさせる黒のレザー手袋をしての演奏!びっくり!
下の写真は、昔の自宅、春日井市高蔵寺のオーディオルームです。時代が判る白黒写真。
※これは、30年以上も昔の自宅オーディオルームです。一応、遮音には気を使って設計した部屋です。
二重のサッシやドア、そして換気扇も吸音ダクト。音響の専門書を参考に、極力室内から外への音漏れを減らしました。
そして、転勤となり現在の自宅オーディオルームの様子は少し前の
『オーディオの道・・・苦労の始まりと終わり。』でアップしています。
こちらは遮音性能もぐっと向上していますので、夜間の使用でもほとんど問題はありません。
広さ24㎡の部屋の中にもうひとつ部屋を作るコンセプトで自分が設計したものです。
では、本題に入りましょう。
影響を受けた音楽・・・オールディズやTV等ののテーマソングについては、ジャケットで一例を挙げていますので、今回は作曲家、楽団名やその指揮者たちを参考までに列挙します。 興味がおありの方は、ネットで検索してみてくださいね。
まず最初はドイツのベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)、名前は知らなくても彼の作品、皆さんがよくご存じの曲がいくつもありますよ。高校時代、私がトランペットでよく吹いていた曲が彼のヒット曲の一つ『愛の誓い Till』です。また他の演奏でのベースギターの特徴的なリズムや音作りも気に入っています。
YouTube : https://www.youtube.com/watch?v=fbepQSb3heQ
それでは、故人も多くなりますが、ランダムに名前を列記します。彼らやその楽団からどんな影響を受けてきたか、どんな曲がお気に入りか、想像してください。
なお、ビートルズ (The Beatles) や カーペンターズをはじめロック、ジャズ、クラシック関係は今回は除きました。これは次の機会ということでご了承ください。
でも、お気に入りの “I just called to say I love you” (Stevie Wonder) も聴きましょう。
アーサー・フィードラー、ジョン・バリー、ジェリー・ゴールドスミス、エルマー・バーンスタイン、エンニオ・モリコーネ、カラヴェリ、サン・プルー、ジェームス・ラスト、ジョン・ウィリアムズ、ネルソン・リドル、ヘンリー・マンシーニ、パーシー・フェイス、ビリー・ヴォーン、フランク・プールセル、フランシス・レイ、ポール・モーリア、マントヴァーニ、ラロ・シフリン、リチャード・クレイダーマン、レイモン・ルフェーブル、モーリス・ジャール、ニニ・ロッソ・・・
ジャズ関係他多数・・・海外勢ばかり?・・・ ではありません・・・・冨田勲、羽田健太郎、来生たかお、中島みゆき、岡村孝子、松任谷由実(荒井時代から)、五輪真弓、久石譲 ・・・みんな素晴らしい人ばかりですね。(敬称略)
そして、私のオーディオ趣味に大きな影響を与えてくださった音響のプロの皆さんには大変感謝しています。
では、その中のお一人、Mr. Altecとの異名を持たれている森本雅記氏、日本、いや世界でもアルテックの機器ことでこの人に勝る人はいない程の人物です。勿論、アルテックに限らず、大変幅広く深くプロの音響技術に関する発表もされています。 Altec等、音響システム発展の歴史などについてお知りになりたい方、必見!
http://www.mnsv.co.jp/index.html
Altecの歴史コーナー:http://www.mnsv.co.jp/ALTEC/index.html
30年以上も前になりますが、何回か直接お会いしてお話しができたり、大ホールでの催事のためのSR機器セッティングや調整作業等の様子もしっかり勉強できたのは、正に私の財産です。
また、この頃、興味のあった高性能プロジェクターに関する勉強もさせてもらいました。
森本氏ご本人は勿論、氏の多くの音響関係資料がネットでご覧になれますので、是非お訪ねください。
また、森本氏や吉田氏からご連絡を頂いたお陰で、1983年夏にアルテック社のマーク・ウレダ(Mark Ureda)氏とお話しする機会が持てました。
それは、アルテックの劇場用新型スピーカーの紹介や試聴を含んだ講演会、そのサウンド・セミナーでの講師がマーク・ウレダ氏だったのです。
新型スピーカーシステムとは、3000シリーズのウーファーとマンタレーホーン500シリーズを装着した強力ドライバーでの2ウェイ数タイプです。かなり時が経ちますが、アルテック
のスピーカーに興味をお持ちの方なら『マンタレーホーン』をご存知かも知れませんね。
そして、アルテックの新たな音響理論に基づくボイス・オブ・シアター新シリーズに使われているこれらのユニットを開発したのが、当時アルテックの技術部長だったマーク・ウレダ氏その人で、セミナー終了後、うれしいことに氏とお話しする時間を取って頂けました。
でも、そのお話しは次回となります。
なお、ウレダ氏はアルテックを退社後、JBL Professionalの副社長、Northrop Grumman Corporationの企業戦略・技術担当副社長、そして、現在はHarman Internationalのプロ用のスピーカー部門を担う、副社長だとお聞きしています。
MBA 資格をお持ちの技術者、さすがですね。
【参考:Altec Woofer 3000 series, 8000 series system, Altec Mantaray Horn】
上図右端のウーファー・ユニットとLFシステムの周波数特性を下に掲載します。
3000シリーズを使ったウーファーとマンタレーホーンでのシステムは、当時のウレダ氏のセミナーで聴きました。 正にAltec "Voice of The Theatre" の雰囲気を感じることが出来ました。(試聴した曲はフラッシュダンスのCD・・・♫ "What a Feeling" が印象的でした。)
また、その数年後、千人以上が入る会場(映画館ではありません。)での映画上映会のスクリーン後ろのスピーカーが何とAltec A6A! 舞台の袖やスクリーン裏を自由に動くことが許されていた私、スピーカーすぐ横4~5mほどの位置でこれを聴いたのです。とにかく、これほど強烈な大音量は経験したことがありませんでした。当然、家庭での使用が前提の私には、A5、あるいはA6Aのような強烈なドライバーは不要との判断は間違いではなかったと痛感した次第です。(勿論、客席の最後部でも明瞭な音が聞けることを確認しました。)
それでも、低音部分については、下図中央の"8182"や"8154"の導入を検討したこともありました。しかし巨大!・・・狭いオーディオ室への設置には、課題が多過ぎたようです。(^^;)
それでは、次回A7の音づくりについて、30年以上も前のお話しとは言うものの、Western Electricの流れをくむAltec(そして、兄弟JBL)、ウレダ氏のお話しやアドバイスなどのお話をしたいと思います。
参考までにJBLの資料も掲載します。 左端のトゥイーター"2405H"は導入しましたが、右端のサブウーファーB460・・・高額! さすがに導入はあきらめました。
中央のパラゴン・・・高嶺の花?・・・そうですね・・・正に高値の花!でした。(笑)
では、またお越し下さいね。
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