予告した1974年公開「大地震」の特撮をはじめ、大迫力センサラウンド・システムのお話しは延期します。その背景にはロシアのクリミアに続くウクライナ侵略の悲惨な状況、そして国内では3月16日から頻発している福島・宮城をはじめとした各地の大きな地震!こんな時期に戦争での人為的災害や自然災害をテーマにした映画は避けたいと思ったからです。 
 

そこで今回急遽準備したのは、70mm大型フィルムを使ったブローアップを含む大画面映画からつながる大型フィルム使用を趣味にした、かつての私のカメラ等の紹介です。デジカメに移行した現在、これらのカメラを使うことはまずないでしょう。これはデジタルへ移行後のアナログレコード盤やビデオテープ、オーディオテープと同様です。では、なぜ廃棄しないの? ・・・ それは、飛んでる音好き爺の私が存在した証!という自己満足なんでしょうね。 
 

【かつて活躍した大きなカメラたち】今なら持って出掛ける気にも・・・なりませんね。
■①●大きなカメラと三脚 ABC
これらは主に趣味で使用した中判カメラです。主にということは、時に仕事にも私物を使うこともあったからです。失敗が許されないプロの現場では撮影機材は定期的にメンテナンスが行われ、機器が原因の失敗を回避します。しかし、趣味の世界では日頃のメンテナンスにまで費用をかけることは困難です。複数の機材について特段不都合がなければ そのまま使用せざるを得ませんでした。とは言え、機動性が求められる35mmカメラでは、より見やすいようにフォーカシング スクリーンを交換したり、とにかく複数のカメラの操作に慣れることが必要でした。 勿論、近視の私、カメラごとの視度調整も必須でした。 遠視じゃないのかって? いいえ!自慢じゃないけど、近くも遠くもよ~く・・・見えない老眼です。 
 

近視遠視にかかわらず、今のデジカメではオートフォーカスや自動露出が標準装備となり、とにかく撮影が簡単になりましたね。まさにアナログオーディオ時代からソフトのデジタル化により音楽鑑賞・オーディオ趣味の環境が良くなったことと同じです。 
   

【小型軽量のデジカメがメイン! これらは・・・もう不要⁉
■②●W3706 H1080
デジカメ時代の今、こんなカメラバッグとデカい三脚を担いで撮影場所に現れるのは、ごく一部のマニアかプロの写真家かも知れませんね。かつてはその一人だった私も、近頃体力がめっきり落ちたこともあって、普段使いのカメラは小さなデジカメとなりました。それでも必要十分な性能はありますから、特に問題はないかと思っています。 
 

【大型・中型のカメラで撮った昭和の写真】フィルムサイズ比較
■③●ブローニー判関係
上の写真は40年以上前に撮ったものですが、中央下のカラーフィルムは左を含めたすっかり退色した実物です。 しかもカバーを付けたままです。その訳は ・・・ 退色した昔の写真!とは言っても今さら登場人物 (モデルさん) にブログ掲載への承認は取れませんから、ぼかしの代わりのカバーという訳です。拡大しても見えませんが。 
 

一方、私のモノクロ写真はプリント当時とほとんど変わっていません。音好き爺はすっかり変わっていますが・・・。 仮にセピア色に変色していてもカラーと比べモノクロ写真の復元は容易です。なお、昔のオーディオ室、写真には写っていませんが左側に愛用の初代エレクトーンとLPレコードやオーディオテープの収納棚がありました。(退色に強いモノクロの活用と言えばテクニカラー! かつての映画で活躍したTechnicolor が3本のモノクロのネガに三原色のフィルターを通した画像を撮影し、この1本ずつから凹凸マトリックスを作り、これに補色色素を吸着、印刷するようにこれらの色を転写(ダイトランスファー)する方式が退色に強いことの理由です。 ブログで何度も登場した説明ですね。)
なお、参考に退色したカラー写真の復元の苦労を今回号の最後部に掲載しました。 
 

今では様変わりしている名鉄小牧線のかつての駅 ・・・ 通勤・通学で利用していた方には懐かしい姿かと思います。当時これらはカタログやチラシ等の広告用として撮影したものです。利便性の訴求に役立てるPR用の写真でしたが、当時としても やはり古くさかったですね。でも、仮に昭和の雰囲気そのままの駅舎が現存していたら・・・ 撮り鉄が集まったかも (笑)

【愛用していたフィルムカメラ】(Hi8-Video Cameraも)
■④●カメラ所有・フィルムフォーマット
中央のカメラ群は以前ブログに掲載したものです。ほとんど一眼レフですが、レンズ固定式のレンジファインダーカメラは掲載していないものも複数あります。  機械式のカメラは、半世紀も前の機器でも撮影が可能かも知れません。 勿論、 スプリングや可動部分が円滑に動くことやレンズにカビ等の汚れがないことは必要です。一方、デジタルカメラは20~30年も経たずに基板等が劣化、修理も不可能・・・おそらく撮影出来ないと思います。 
スチルカメラとは別に撮影機は ・・・ 現在残っている昔の機器は次の通りです。
■●昭和おレトロ撮影機● ABC
なお、昭和レトロのレンジファインダーカメラは下の方に掲載しましたよ。 (笑)
 
【いろんな記念メダルやコイン】
■⑤宇宙関係メダル等-ABCD
左はアメリカの宇宙開発を記念するメダル22種です。マーキュリー計画、ジェミニ計画、そして月面到着に成功したアポロ計画です。当時から大変興味を持っていた有人宇宙飛行の推移のメダルですから、すぐに購入しました。
中央は、チャールズ皇太子とダイアナ妃・・・記念硬貨(1981年)そして、右方にはケネディコイン、1972年札幌冬季オリンピック、中日ドラゴンズの1974年セ・リーグ優勝、名古屋東山動物園のコアラメダル (笑) 等が並んでいます。

【アジアを主とした外国コイン】これらの説明・・・私には出来ません (笑)
●⑥外国コイン塔-ABC
 
【幼少期のコレクシン】これらも奇跡的?に残っていました。
■⑦紙幣等-ABC
奇跡的?に残っていた! なぜ? 私の小学生から中学生時代に4回、その後も単身赴任を含めて計10回もの引っ越し! しかも、当時使えた100円、500円の紙幣は少ないお小遣いを貯めていたもので、何らかの必要があれば使っていたはずだからです。まだ、大卒公務員の初任給が1万円前後の頃の数千円は価値がありました。それでも当時、私の欲しいものが買える程の額ではありませんでした。欲しかったもの ・・・ それはつないで輪にした線路を走る模型の電気機関車、客車・貨車でした。果たして何年かかるものかと不安がる私に、 新聞記者だった父がある提案をして来ました。半額貯まったら残りを出してくれるというものです。私が小学2年生頃に母が隔離入院(結果2年間の入院でした)となったこともあり、仕事で目の届かない私を不憫に思ったのか、父は毎日20円の小遣いをくれていたのです。ネットで当時の物価を見てみると、 ガラス瓶牛乳が15円程、 大人向けの喫茶店のコーヒーが50円程、 銭湯が20円でおつり来るという物価だったようです。 駄菓子を買うことは出来ましたが、ほとんど貯金しました。でも、友だちが遊びに来ると、必ず買ったものがあります。近所の牛乳屋さんの牛乳や乳酸飲料(エルビーでした)です。これにも訳がありました。友だちの家に遊びに行くと、お母さんが当然のように居て、おやつ等を出してくれました。しかし、私の家に遊びに来てもそんなことは出来ませんので、私がお小遣いからこれらを2~3本、小学3年生頃の小さな手で抱えるように買っていたのです。
■●ブリキの電車とレンジファインダーカメラ・ストロボ H1080

【江戸時代や外国の古銭】
●⑧日本の古銭・アジア等のコイン・メダル-ABC
右端は従軍記章です。勿論、父親のものでしたが、 ある日、私のおもちゃ箱に無造作に入っているのを見つけました。 戦後生まれの私のおもちゃ箱に?! それほどにも意味のない勲章だったのを知ったのは中学校に入った頃でした。嘘のない真実を正しく伝えることが出来なかった戦時中の新聞記者の心情!それは今、まさにウクライナの惨状! 侵略者ロシアの報道 ・・・ 嘘にまみれたプロパガンダに見ることが出来ます。そんな教えもあって冗談やユーモアは大いに歓迎! でも、ウソや悪意のあるフェイク画像や情報は許せません。私のブログでもパロディや合成画像を掲載することはありますが、真実らしく見えてしまう合成画像には、必ずこれがフェイクだと容易に判断出来るように工夫しています。既にお気付きですよね。 
 

ところで、 いろんな画像を見て、 飛んでる爺はお金持ちの部類か? ・・・ いいえ! こんなカネ食い虫の趣味を山程抱える爺が金持ちの筈がありません。 飛んで消えるのはおカネの方で、「飛んでる爺」は鳴かず飛ばず! ブログの情報に惑わされてはいけませんよ! (笑) 
  
【写真は真実を映す!・・・ これって本当? (第Ⅱ弾)
■⑨●鳥が魚を、サンマルシェ、コイン H1080
逆に合成画像でないのにフェイクに見える画像の例が、左上の鳥が魚を・・・という写真です。 実際に私が偶然撮影したものですが、今の技術では これくらいの画像の作成はそれ程難しいものではありません。そこで、今回その画像の前後の写真を並べてみました。少しずつ変化する雲!   私のブログではこんな作業を何回もする必要はありませんので、これらが真実と分かってもらえると考えたのです。 そんな気持ちから、これまでも画像の中に「愛車のRX-8のミニチュア」とか「愛犬ボルゾイ・レオンの写真」を取り込んだり、敢えて編集した画像のBefore After を掲載するようにしていたのです。  これも私のブログへの信頼を維持するための工夫です。こだわりの私の信念!  でも、 錯覚を起こすのはあなたの自由です。 
 

【カラー写真の退色! 復旧してみました】
■⑩●画像補正と撮影例 W3289
40年以上も前のカラー写真の退色を補正してみました。ほとんど赤色化したものでは細部の色は分かりませんが、季節や花の様子から「たぶん こうだったんじゃないか劇場」的に想像力を駆使?して挑戦してみました。(笑)  色補正はともかく、 当時の百貨店の屋上看板なんて、なんで撮ったの?って疑問・・・ありますよね? しかも、 名古屋栄にあるデパートを3つ共! う~ん、将来の栄エリアの発展を予測し、半世紀後の自分のブログの「懐かしい昭和」の号に載せようと計画してたんじゃないの劇場でした。 
 

ところで、写真の補正って、フェイクじゃないのかって?  そう言う人は、自分の奥さんや彼女のお化粧後の姿をフェイク!と言ってるようなものでは? そんなあなた! 目の周りが青紫に変色していないことを祈って、次回のご来訪をお待ちしています。