飛んでる音好き爺・・・オーディオ・映画・音楽・愛犬

音楽を楽しむ・愛犬との暮らし・記録や楽しみとしての写真・映画・DIY・・・いろんなことに興味があり過ぎるリタイアした爺さんの独り言を綴ります。 映画や音楽、そしてかわいい愛犬との楽しい日々・・・では、どうぞお楽しみ下さい。(上部のクリックでブログ全体が見れます。)

タグ:ボレロ

ご来訪頂きどうも有難うございます。
先ずは、レオンが我が家の一員となった生後2か月頃からを写真で紹介しますね。
レオンの成長 自己紹介
 ※レオンも初代ボルゾイのアーサー同様、6~7か月でとんでもない大きさに! でも、不思議とかわいい! 我が家の愛犬ボルゾイのレオンとアーサー! たびたび登場しますので、よろしく~。

【音楽の鑑賞のために目指す音づくり・・・映画(映像)から学ぶ】
さて、前回『自分の目指した音づくり①』では、可聴域外・・・特に高音域の再生がその音楽の鑑賞に、果たして本当に重要な要素なのか・・・などと、自分の聴覚の悪さを棚に上げて、皮肉交じりにお話ししてしまいました。今のところ、私の主張を撤回するつもりはありませんが、映画に関しての自分の考え方が180度変わったこともあり、将来も(私が健在なら)考え方が変わらないという自信はありません。(^-^)
 
【スペルタクル・・・人間が小さく見える圧倒的なスケール感!・・・ダイナミックレンジ拡大】
映画に関するその考え方とは・・・・CGなどデジタル技術を使った映像の加工など予想もしなかった昔のことです。SFの特撮や史劇などの大作に見られるスケール感も、目の錯覚の利用を含めて、映像技術の集大成が映画だと思っていた頃に遡ります。 
風と共に去りぬ 十戒ベン・ハースパルタカスクレオパトラアラビアのロレンス等・・・。どれもスペクタクル映画の代表作かと思いますが、これらの中には広大な背景に数えきれないほど大勢!の人たちが映るシーンもあります。若い人たちの中にも観たことがある方は多いかと思います。
●crowd scene H650
これらのシーンのいくつかにはマットペイント等での光学技術を使った合成もありますが、大画面を埋め尽くす群衆や兵士が登場する場面では、私はスクリーンの両端にも注意を払うことになります。しかし、カメラのパンで突然かつ不自然に群衆が途切れるのを見たことがありません。 これが画面の外側にも人がいる! いる筈だ ・・・映らなくて気の毒だけど『エキストラ』が配置されているように思わせるのです。実際には製作費の都合もあり画面の外は徐々にまばらな配置になったかと推測しますが、映らないエキストラが100名なのか1000名なのかはともかく、彼らの演技や動きが、実際に画面に登場する周りのエキストラにも影響を与えた筈だと思います。 これはクローズアップでの演技で相手が映っていなくても、その視線の先には相手となる人物(俳優とは限りません)がいました。一人芝居・・・ これもあるでしょうが、よりリアルな感じを出すために必要な演出かと思います。
ドラマでもスペクタクルでもこういった手法で、一層インパクトのあるリアル感を醸成して来たのではないでしょうか。

これらの画像はシネマ速報、Gigacine他からお借りしました。(掲載に支障があるようでしたら、
管理者経由でお知らせ下さい。直ちに善処します。その他の画像も説明のため是非とも必要な画像ですので・・・。)

マットペイント vs CG の例
CGを駆使した特撮・・・そうと分かっていても驚嘆!】
    ・・・・ 映画(映像)に対する考え方が変わった!・・・・

私の映画 (映像) への考え方を変えたこととは、デジタル技術を本格的に駆使したCGを組み入れた多くの映画が登場して来たことです。
アビスターミネーターの2作目、そうそう恐竜が暴れるジュラシックパーク、それにタイタニック、後年のスターウォーズもそうでしたね。観客の多くは、CGを全編に使った映画、しかもメイキング映像を見た後でも、それらの映画を十分に楽しむことができます。崖やビルから主人公が落下するシーンでは、昔の映画ならスタントマンも命がけで大変!なんて思ったりしましたが、今は余程のことがない限りCGなので安心して見ることが出来ます。
また、一方では、主人公は不死身か!と、映像のリアルさも行き過ぎると、私にはかえって不自然に感じられますが・・・。
とは言え、大観衆のシーンが、着色した綿棒を無数に並べてコンピュータ処理した映像だと知っていても、そのスペクタクルには・・・驚嘆してしまいます。(一部の映画ファンには不満が残るかも・・・) 当然、画面の外側に対してかつて私が心配したような、映らない群衆からの影響も考慮する必要はないでしょう。従って、自分にとって見えない、 感じない、聞こえないデータはカットしても致命的にならないのでは!との考えに変わったのです。

【アナログとデジタル・・・注目の最新技術】スケール感を描き出す!
では、興味深い映像を紹介します。 かつての ベン・ハー(1959年公開)と最新のデジタル技術でリメイクしたベン・ハーのスタッフとキャストの登場する予告編の一部と、ベン・ハー(2017年公開)のデジタルでの映像をご覧下さい。(下線の文字をクリックします。)
さあ、いかがでしたか? 最終的にはどちらも迫力いっぱい・・・素晴らしい出来ですね。

さて、新しい映画にも、デジタル映像の背景製作にマットペインターが活躍しています。
この分野では世界的に有名で素晴らしい技術を持たれる上杉裕世氏の作品と絵筆をマウスに持ち換え、デジタル・マットアーティストとして活躍されていることもお伝えします。
 GIGAZINEのサイト ≪ http://gigazine.net/news/20120823-analog-mind-cedec2012/ 
 上杉裕世氏 Wikipedia ≪ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%9D%89%E8%A3%95%E4%B8%96
上杉裕世氏 001
※左はダイハード2のラストシーン 中央と右はILM製作のスターウォーズ・エピソードⅢでの背景のマットペイントです。
そして、このような映像製作の手法は『音』の世界にも当てはまるかも知れないとの思いからお話しを進めます。

五感・・・・第六感
人間の五感、改めて言うこともないでしょうが、≪視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚≫の五つの感覚です。でも、何か大きな感覚をもうひとつ!お忘れではありませんか? 第六感です。
このブログは学術的なものではありませんので、聞き流してもいいですよ。(*^-^*)
この第六感については、前述の五感ほど科学的な裏付けが確立されているように思えませんので、ある意味でうさんくささもあります。直感や勘などは普段から馴染みもありますが、予知能力、霊感となると、ちょっと別物と感じてしまいます。
今まで蓄積して来た知識や経験を基に、確証もないままそれを正しいと思ってしまう私たちの偏見・思い込みによる判断! また逆に、ある部分では疑問を持ちながらも、知識や経験に加えいろいろなデーターなどを総合的に精査した後、あり得る結果を的確に予測することなど・・・。 これも直感や勘のひとつ、第六感と考えてみましょう。

いい音で音楽を聴くためには、今の機器の2倍、いや10倍の予算をかけないとダメ!・・・これなどは最悪の例です。アナログ時代には、機器によって音が変わることはよく言われており、実際に経験することもありました。中でもレコードプレーヤーやカートリッジによる音質の違いやスピーカーによる音の違いは顕著でした。しかし、デジタル音源の音楽再生が主流の現在、音質に大きな違いが出る機器は、ひと口で言えば『スピーカー』でしょうね。
アンプやCDプレーヤーにも個性はあるようですが、価格に比べて欲張った機能や着飾った外装の機器は別として、定評のあるメーカーの製品であれば普及機でもかなり優秀だと思っています。メーカー名をいくつか挙げればよいのでしょうが、ここでは控えます。先入観や偏見はない方がいいかと思いますので・・・。

そうは言っても、せっかくですからスピーカーを通信販売している興味深いメーカーがありますので、ちょっと触れたいと思います。
音工房Zhttp://otokoubouz.com/あまり聞かないメーカーかも知れませんが、スピーカー及び音楽の再生環境を整えるための周辺部材等を製作しています。
残念ながら、私はリタイアの身であり予算が取れないため、是非聴いてみたい彼の作るスピーカーを未だに生で聴くことが出来ず、悔しい思いをしています。その訳は、代表者である大山美樹音(ペンネーム)氏の音へのこだわりや製造過程の詳細をネットで公開するなど、真摯な音づくりの姿勢が伝わってくるからです。 そして、音響に大変詳しいお仲間も多いようで、音響専門メーカーの技術者、さらには音楽プロデューサーのお薦めCD紹介など、ハードからソフトまで幅広い支援を受けてみえることからも氏の人柄が感じられます。 私は数年前に偶然Webでこの代表者を知り、その後ずっとこの会社の製品やその姿勢を見てきました。比較的小型のスピーカーですが、その試聴の様子などを測定器のデータが見える映像も公開するなど、そのポリシーは一貫しており、大変好感の持てるメーカーです。
音楽鑑賞に初心者もベテランもありませんが、どの段階の方であっても、この小型のスピーカーを私に代わって聴いてもらえたらうれしいですね。 これは私の第六感!!です。そして、ある日、私の部屋から大山氏の音が聞こえることを願っているのですが・・・。

さて、ずいぶん長い前置きになりましたが、以前このブログで、良い音とは心地よいと感じることができる音では、とお話ししましたね。
でも、『心地よい音』という感覚は人によって様々で、さらに聴く楽曲必要とする音量聴く場所などによっても違って来るでしょう。
例えば、小編成のクラシックの弦楽曲では、音に滑らかさや繊細さを求めるでしょう。同じ小編成のジャズ・・・しかもオンマイクでの録音では、各楽器の音の明瞭さや力強さ、スピード感を求める人もいるでしょうね。
※オンマイクとオフマイクについて、ご存じの方には説明不要ですね。飛ばしてください。
オンマイク ・・・ 楽器等の音源の近くにマイクを設置し、狙った音が録りやすくする。広い会場でのライブで音響機器に つなぐマイクの多くはオンマイク。この逆のオフマイクは楽器の音が中心ではあるが、会場等の響きや聴衆の反応も併せて録りやすい。勿論、これらの併用も。〕

 
【ダナミックレンジの大きさを演出・・・再生音から感じる迫力・爽快感】
大編成のオーケストラの楽曲では、 また別の要求も加わります。 クラシックでは尚更ですが、ラヴェルの『ボレロ』のようなダイナミックレンジの大きな曲をしっかり再生できることも重要です。 Ravel: Bolero Orchestre symphonique de Montréal Charles Dutoit, conductor
       下図はダイナミックレンジの大きな楽曲の実際のアナライザー画像を切り出してみました。
この画像はクラシック楽曲の音量推移です。Net
では、こんな多様な要求を果たして、一組のスピーカーで満足に再生できるのでしょうか。
難しい疑問ですが、これは可能でもあり、可能ではない・・・というお答えをします。音への好みや要求は、前述のように皆さん異なるから・・・・と言ってしまえば、このブログのオーディオ部門、これで終わちゃいますね。いいえ、まだ重要な続きがあります。
私たちは、スピーカーから出た音をそのまま聞ける訳ではないことを知る必要があります。
オーディオを趣味としている人たちには、スピーカーなどの機器の能力を十分発揮させるために、これで苦労している人も多いはずです。音楽を聴く環境・・・『部屋の状態』によって大小の差こそあれ、再生音は必ずその影響を受けているということです。

【音楽を聴く環境の影響、時として無視できない!?・・・常に無視できない!】
スピーカーから出た音は波のように拡散していきます。音波というのも納得ですね。指向性の少ないスピーカーはさらに拡散範囲が広がります。音の高低(周波数)によっても広がり方は違ってきます。周波数が高い音に比べて周波数が低くなる程、音はよく広がる・・・・スピーカーボックスの正面ではよく聞こえたのに、後ろ側では高音域が極端に減衰する・・・ こんな現象はよく経験することですね。それにもうひとつ、音源が遠いほど、音が小さくなって行きますね。波のように減衰し、いつかはなくなるからです。これはイヤホンやヘッドホンを外すと、音がほとんど聞こえなくなることで経験していますね。
それだけならば、スピーカーを聞き手に向ければよい訳ですが、そうはうまく行きません。
その理由は部屋の影響を受けるからです。壁、床、天井・・・さらには窓やカーテン、家具等々、いろんな物の影響を受けることになります。良い響きは、音に潤いや安らぎ、広がりなどを与えてくれますが、過剰な反響・・・ 残響、これは音楽の繊細さや音の明瞭さを奪ってしまうでしょう。例外として、浴室での響きや電気的に残響を付加するカラオケ・・・ こちらはちょっと趣きが違いますので、触れないでおきましょう。 
 

ダナミックレンジの大きな音楽などをより良い状態で再生するための環境、そのひとつは、リスナーにとって『必要な最大音のための遮音性』と『最小音のための静寂性』の確保! 

今回はここまでとしますが、ダイナミックレンジを確保するための部屋などを含め、今後、少しずつ触れていく予定です。音づくりのシリーズ、どうぞお訪ね下さい。
なお、一回分としては話が長過ぎたと反省していますが、オーディオマニア向けでないと、お断りした手前、どうしても説明がくどくなってしまったのでは、とも思っています。

では、次回、『私の目指した音づくり その③』で、目指した音楽の再生!へと続きます。
是非、またお訪ねくださいね。
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いい音とは『心地よいと感じることができる音』では・・・・とお話ししました。
原音再生についても少し触れましたが、基準となる音や音場等・・・掴みどころのないこの原音(?)をうまく再生するのは、まさに至難の業です。
そして、ある日、『今までこのラジカセの音、いい感じだったけれど、何かもの足りない』などと不満が出始める。そんな気持ちになったきっかけは、一体何だったのでしょうか。
それは、私たちの『音楽や音質に対する意識(感性)に変化があったからだと思います。その意識の変化は多くの場合、他からの刺激によって生まれてくる、と私は考えています。
では、
私が音楽好きになり、それがオーディオ趣味へと進んでいった経緯などをお話ししたいと思います。

【私のオーディオ元年】

私のオーディオ趣味
の原点は、1960年代に入る少し前から普及が進んで来たテレビにありました。勿論、白黒テレビでしたが、十分に番組を楽しむことができました。
中でも英米のTVドラマ・・・西部劇あり、探偵ものあり、ホームドラマあり・・・SFやスパイものもありました。AMラジオの音楽番組や深夜放送も楽しみにしていました。
受験生ながら『ながら族』でした。そうそう!そうだった、とお感じの方は、まさに同年代ですね。そして、これら下の番組はその頃、茶の間で人気の番組でした。
TV番組一覧 西部劇
Nostalgic TV Westerns : Annie Oakley,  The Rifleman,  Laramie,  Rawhide,  Gunsmoke,  Bonanza, The Lone Ranger,  Cheyenne,    Bronco, Have gun will travel,  Wanted Dead or Alive, Marverick,・・・etc.  Marverickからオマケ・・・必見!
      では、上の
タイトルをクリックして、当時の映像やテーマソング・・・タイムスリップして下さい。

その頃(1960年前後)何と我が家に1台のテープレコーダーがやってきました。まだ、一般家庭に録音機(いかにも年代が分かる・・・)が全く普及していないどころか、そんなもの家で何に使うの?という時代でしたね。 新卒初任給が2万円にも満たない時代、その録音機が4万円もしたと後に分かり、 親父も頑張ったな という印象でした。しばらくすると、これはすっかり私の専用機になっていました。
思い起こせばAkaiのテープレコーダーの前にもSonyのテープレコーダーがありました。
録音レベルはVUメーターではなく、緑色のパックマン?が入力に合わせてパクパク表示するタイプでした。

では、この録音機で私は何を録音したのでしょうか?
もっぱらお気に入りの海外ドラマのテーマソングラジオの音楽番組の録音でした。
FEN(現AFN)も聴きました。米軍関係者向けの英語放送でしたが、音楽番組は楽しめました。
今も自宅にこの録音機と多くの録音済テープの現物があるんです。機械いじりの好きな私、大した知識もないのに、録音機のガリオーム修理のため勝手にボリュームの交換をしたり、真空管交換など高校生の頃まで大切に使っていました。
私のオーディオ元年の記念物です。故障で使えなくなった訳ではありませんが、半世紀も経つので、もう使えないでしょうね。 このAkai製のテープレコーダー(モノラル)についている手のひら程もないスピーカー、私にとって本当に良い音で鳴っていました。
TV番組一覧 アクション 変更後 net
Nostalgic TV dramas : The Untouchables,  Mission:Impossible,  The Fugitive,  Columbo,  77 Sunset strip,  The Man from U.N.C.L.E,  Perry Mason,  Zorro,  The Green Hoenet,  Ben Casey,  Combat,  Secret Agent,  Surfside 6,  Dr. Kildare, etc.

それから間もなく、ステレオのLPレコード(若い人にはアナログ・レコードの代名詞?)が普通となり、FM放送の開始等、音楽好きにはたまらない時代が到来したのです。
しかし、その代わり、今まで大事に使ってきたAMラジオモノーラルの電蓄や録音機では、これらに十分対応することができなくなってしまったのです。
そして、この流れが、その後の家庭での音楽再生環境に大きな変化をもたらすことになるのですが、まだ私の意識に大きな変化はありません。その時はもう少し先のことになります。

それまでも、私の『音響に関する意識の変化』が起きてもよさそうなきっかけは幾度とありました。例えば中学生の頃、音楽の授業で聴いたクラシック音楽・・・この時の曲名は後に私のお気に入りとなった『ラヴェルのボレロでした。クレッシェンドが延々と続き、最後のクライマックスので大迫力! 皆さんもお好きな楽曲のひとつかと思います。
先生から、この曲についての興味深い説明があり、実際に聴かせてあげようとの先生の思いだった音楽鑑賞なのに・・・音楽教室の後方の生徒に聞かせるためスタートは音量を上げ、その後は他の教室への配慮から音量を徐々に下げざるを得ず、ボリュームに手をかけたままの先生の気持ち、その後の私なら痛いほど分かったのですが。普通の教室、入口に音楽教室と表示されたばかりに満足な音量も確保できません。ピアノがあっても、授業後の部活まで窓は閉めっぱなしだったのでしょう。それも当時の木造校舎では遮音効果は薄かったに違いありません。ラヴェルのボレロ・・・先生の気持ちとは裏腹に、前半はプチプチ・パチパチと雑音、最後の迫力もそこそこに丸まってしまいました。

学校にあったアンサンブル型のステレオ、生意気にもこの程度なら家で聴くモノラル電蓄やテープレコーダーと大差ないと思ってしまいました。
また、テレビの音楽番組に登場する歌手やバンド、みんな頑張っているのに一人だけ、格好だけのメンバーがいるのです。格好だけの奏者・・・メンバーって指揮者?・・・ブー!
それはベース奏者です。 ひときわ大きな楽器を抱かえて目立つのに、テレビからは音が聞こえてこない。
テープに録音した音では、それほど違和感はないものの、テレビでの奏者の姿は、当時の私には相当滑稽に映ったものでした。 勿論、その後、ベースは音楽の基礎となる重要なパートで、聞こえなかったのは、我が家のテレビのせいだと分かりましたので、誤解のないようにコメントさせてもらいました。(*^。^*)
ラジオやテープから聞こえる音は、ベースの倍音成分がある低域のブーストでカバーできていたのでしょうね。

そして、10代も終わりの頃、私にとって驚きの経験が待っていました。たまたま友人宅に遊びに行った時、聴かせてくれた1枚のLP、その中のルルが歌う
いつも心に太陽を
でした。 バイオリンが澄んだ音色を奏で、エレキベースやスティール弦のギターの音色、リズムを刻むドラム、ルルの生々しいヴォーカル、音場も広がりを感じました。
夜間でもあり、音量をかなり抑えた状態にもかかわらずバランスもよく、低域から高域まで豊かに聴かせてくれて、心地よい音質・音場だったのを覚えています。
当時、おそらくこれくらいの録音が普通
だったのでしょうが、まだ、それを知らなかった私には驚きの音質と音場でした。 機器はサンスイで揃えたコンポで、中音域のイコライズが簡単にできるのが特徴・・・スピーカーも大きめのブックシェルフ型でしたが、型番を気にする余裕がないほどスゴイショックを覚えました。

いよいよ、私もオーディオ趣味元年を迎えることになったのです。
では、次回も、お訪ねくださることをお待ちしております。
Leon & Arthur ・・・Borzoi
【そろそろ、ボルゾイの愛犬レオン、その前の愛犬アーサー(初代もボルゾイでした。)についても準備します。】
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