早いもので、前回の『秋の豊橋 コンパクト・デジカメで望遠写真を撮ろう』の号から1年程経ちました。そこで、今回は三脚や一脚を使って高倍率のデジカメで撮影してみました。
天候不順の中の晴れ間、4月20日に少々重めのデジカメと三脚を持って万場調整池に散歩を兼ねて出掛けたものの、 遠くの蔵王山展望台は霞んでいました。 倍率を上げる程にかげろう (陽炎) のようになり、許容できる写真はほとんど撮れませんでした。やむなく万場調整池の南・東方向を狙った望遠写真の挑戦!?となった訳です。そして、4月22日に改めて一脚を持って出掛けました。
なお、今回は見やすい風景写真ではなく、高倍率で撮ることを優先しました。また、これ迄のコンパクトデジカメはサブ! 今回はほとんど普通サイズのデジカメによる写真です。 (笑)
【全世界で皆さんが見る月! そして、 東三河ではお馴染みの蔵王山!】
望遠写真第2弾の中央は『お月さま』・・・ 三脚を立てても高倍率では少しの風でもブレます。 月の位置がまだ高いことから三脚の足を伸ばし切っての撮影、自宅の玄関先なので椅子に座れば三脚を短く出来たのでしょうが、PCに取り込んでからブレに気付き、もはや手遅れ! 日々、月の入りが遅くなり、一層真上に輝くことになるため時機を見て、再挑戦することにしました。(撮影データは画像プロパティ:Exif 情報)
左は、 このブログではお馴染みの田原市の蔵王山展望台! 4月20日の展望台は霞んでおり、 撮影断念! 4月22日に改めて撮ったものを掲載しました。天候不順と遠くが霞む春の景色 ・・・ しばらく続きそうなので、撮った中から出来の良さそうな展望台を選んでみました。
右端は以前掲載した場所から撮り直しました。あずまやの望遠写真もコントラストが弱く、色も薄いため、 近くで見て来たイメージに補正しました。望遠に特化したことで、淡い水色の画像からの色補正で、 昭和レトロ的雰囲気となったものがありますがご容赦願います。
【望遠との比較写真を並べました】
遠くを見る? 近くに行けば?と思われる方もおみえでしょうが、今回は遠くの景色から切り取ってみるという写真趣味の世界ですからね。それに、月まで行くのは少々?困難ですし、 カラス、ムクドリ、ツグミ等の野鳥にもなかなか近づけません。
【「あずまや」から撮った万場調整池の取水塔・・・対岸の展望台】
これらは同じ位置①から撮ったものです。順光なので何とか許容範囲ですが、高倍率望遠での揺らめく遠くの画像! ピントも甘い ・・・ まあ、 いいか。(自分にも甘い?)
【万場緑地北側から対岸の展望台を望む】
これらの写真に「距離 〇〇m」とあるのは、Googleマップでの測定距離です。
【万場緑地北側を移動しながら・・・】
瀟洒な建物が建ち並ぶ 素敵な風景です。(個人情報に抵触? Googleでも見れますので。)
【万場調整池東端のカボチャランド】
東西の長さ1km強、南北が 370mもの巨大調整池の西方に広がる田原の蔵王山や衣笠山の写真の多くは、この「カボチャランド」や前掲の「展望台」から撮ったものです。
ところで、カボチャランドのかぼちゃって全体がオレンジ色だったのですが、望遠で見ると調整池側からは黄色に見えますね。そこで、これまでの写真をチェックしてみると、遊歩道側の東面はオレンジ色 (かなり剥げていますが) 、 反対側は黄色 ・・・ 何とツートンカラー! カメラ片手によく上がっていたのですが、気付きませんでした。 (笑)
【万場調整池東端の南方150mから見える景色】
この時期・・・ほぼ同じ場所から撮った2種類の写真、数キロ先の画像はひどく霞んでいます。たとえ晴天でも、強風によるカメラぶれの他に ・・・ 望遠ではこんな苦労もあります。画質としては、1年程前の秋から冬、「コンパクトデジカメで望遠写真を撮ろう」の号の写真の方がずっと良好でしたね。(笑)
【万場調整池の貯水量減少が心配?】2022年4月20日
奥三河の降雨量が少なかったようですね。ここまで貯水量が減ってくると、水不足が心配! 一方、水位が下がった時 ・・・ アスファルトフェーシング検査のチャンスかも知れません。
【導入流水路】 2022年4月22日 しかし、10日間ほどで劇的に貯水量が回復!
奥三河での降雨によって宇連ダムの貯水量が回復するに従い、万場調整池にも久々大量の水が流れ込んでいます。その後、10日間ほどで待望の満水となりました。次の写真!
【満水となった万場調整池の穏やかな姿】2022年5月3日
田植えの時期を控え、このエリアの水がめが満水となりひと安心ですね。導入流水路のスロープは見えなくなり、余水吐きから溢れた水は西方に向かう川や用水路を流れます。
そして、渥美半島先端まで伸びる豊川用水の東部幹線水路と共に、広大な田畑を潤すことになります。(万場調整池:表面遮水壁型フィルダムの構造等についても簡単な説明をこのブログに掲載していますので、クリックしてご覧下さい。 水難救助訓練で、ここに飛来するヘリコプターも!)
【霞んだ巨大クレーン ・・・ 出来るだけ色調を補正】
4月20日の写真 ・・・ 展望台以外はコントラストと色調等を補正してみました。くっきり青空の秋から冬を待つことにします。
【あずまや補修とその広場から見える風車!・・・そして、近くに建つ開拓記念碑】
散歩の途中、この補修工事を見た方もおられるかも知れませんが、私がこの周辺で写真を撮っている時、ほとんどの人は緩い坂の上のこの広場のあずまやに立ち寄らないようですね。万場緑地の遊歩道右回りの私は、穏やかながらも長い長い上り坂の頂点! ここでひと休み、という訳で毎回立ち寄っています。 年齢や体力との相談の結果ですが・・・ (笑)
【撮影場所から見た霞んだ遠景 ・・・ ここから撮った望遠写真は不調!】
これらは展望台 (4/22撮影) を除き、4月20日に撮ったものです。
こちらは見ての通り、何とも情けない望遠写真となりました。カメラや私の腕前だけが原因ではないと、勝手に考えています。ひょっとして写真趣味の皆さん・・・カメラ雑誌やメーカーが提供する自社カメラ宣伝用カタログの見事な望遠写真を見て、すぐにもそんな写真が撮れるなんて、思ってません?
【冬の景色:万場調整池の北と南からそれぞれの北西方向】参考
昨年冬の風景 ・・・ 寒くて風があっても空気が澄んで揺らぎが少ない時は稜線もくっきり!
【追加で~す】
前掲の望遠に不満があり、5月8日の散歩でまたまた望遠撮影をしてみました。これまでのコンデジと同程度の倍率までは良好に思えたのですが、さらに倍率を上げるとやはり大気の乱れの影響でゆらゆらと波打つ画像となりました。 右端でそれがはっきりと分かりますね。そんな訳で、しばらく超望遠撮影はお預けにします。 左端の写真からは宿り木の花言葉・・・まさに今の気持ち「忍耐」感じます。 (笑)
ところで、これまで三脚や一脚での撮影を推奨してきましたが、強い西風の吹く万場緑地の遊歩道では一脚の方が役立ちました。カメラを据えた三脚 ・・・ 手を離すと倒れてしまいそうだったからです。それに移動しながらの撮影では地面が水平でないことがほとんどで、少しの移動でも水平の再調整が必要となり、多くの場合、 三脚とは言え一脚のように使って撮影しました。 そして、一脚を持って行っても手振れ補正に頼ることになりました。 ここでの撮影は強風に勝った写真だけが生き残ります。
また、高倍率望遠写真についての一言、シャッタースピード! 出来れば1000分の1秒以上が良いかと。 但し、センサーサイズとの兼ね合いとISOの設定を適正に ・・・ それと望遠倍率はあまり欲張らないことも。・・・ 結局そこに行きつく? それって超望遠撮影への敗北宣言なんだよね。
この論文を読んでみたい人は、 タイトルをクリックして下さい。 下記は著者の皆さんです。
今回は画質はともかく、広角から望遠までの写真を並べて写真趣味の楽しさや撮影の可能性拡大への参考としてみました。
前項の論文のまとめにもあるように、「日照強度が強く、風が弱い場所」では大気の揺らぎが大きくなる。そうかも・・・。カメラをしっかり構えて風対策が出来れば、風も味方!?
上図は Imatest 社の提供するテストチャート例です。そして、MTF曲線を簡単に言えば、レンズの解像度とコントラストの再現力を表すものと言えます。オーディオに当てはめると周波数特性と言えるでしょう。しかし、機器の周波数特性が良好でも、制御が困難な大気 (部屋) の中を伝わる音・・・ 個々の好みに合うとは限りませんね。難しいところです。
デジカメの性能比較をスペックでする人も多いでしょうね。かつてのオーディオ機器の性能競争時代のそれに似ているように思っています。
アナログ時代、 ステレオアンプの購入に際して機器の外観・価格の次に見るのが「仕様書」でした。 そして、その情報を基に試聴することで結果としてスペックが高い機器が良いと信じて選択していたかと思います。現在の多くの機器は、ブラインドテストで、その違いが分かったとしてもどちらの音が良い(より自分の好みに合う)かについては、意見が一致しないことはよくあることです。このことが、前述の難しい部分かと思います。このブログのオーディオ趣味編で度々書いたことですね。
フィルム時代、特に私が撮った8mm映画でのタイトルや多重露光などは、テストチャートで試し撮りをしていました。プロに限らず、写真趣味の方は多種のテストチャートをご存じかと思いますが、カメラ技術が進んだ今日、同程度の価格の場合、丁寧で分かりやすい説明書(使い方を熟知した設計者たちが、自分たちが作った機器の性能を最大限活かして愛用してもらうための思い入れを感じる)によって、早く機器に慣れ、そのおかげで納得の出来る写真が撮れそうだ! ・・・ なんて選択手法もありですね。
なお、販売が終了したオーディオ機器は除くとして、現役のデジカメ等の商品情報には意識的に触れないようにしています。いずれも使いこなしや外的要件により評価が変わるものへの安易な感想などは、先入観をもたらすため避けたいというスタンスだからです。仮に、私がこれに触れた場合は、その企業や設計者・技能者の商品企画や製作に対する真摯な姿勢が見えるからです。
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今回もお立ち寄り頂き、どうも有難うございました。
コロナウィルス感染症禍、少しずつ出口が見えて来たかと思っていると、ロシアの理不尽なウクライナへの侵略! こちらの暴挙は収束の見通しが立ちません。
次号の更新時には、事態が好転して少しでも安心の環境がウクライナに広がることを願っています。
天候不順の中の晴れ間、4月20日に少々重めのデジカメと三脚を持って万場調整池に散歩を兼ねて出掛けたものの、 遠くの蔵王山展望台は霞んでいました。 倍率を上げる程にかげろう (陽炎) のようになり、許容できる写真はほとんど撮れませんでした。やむなく万場調整池の南・東方向を狙った望遠写真の挑戦!?となった訳です。そして、4月22日に改めて一脚を持って出掛けました。
なお、今回は見やすい風景写真ではなく、高倍率で撮ることを優先しました。また、これ迄のコンパクトデジカメはサブ! 今回はほとんど普通サイズのデジカメによる写真です。 (笑)
【全世界で皆さんが見る月! そして、 東三河ではお馴染みの蔵王山!】
望遠写真第2弾の中央は『お月さま』・・・ 三脚を立てても高倍率では少しの風でもブレます。 月の位置がまだ高いことから三脚の足を伸ばし切っての撮影、自宅の玄関先なので椅子に座れば三脚を短く出来たのでしょうが、PCに取り込んでからブレに気付き、もはや手遅れ! 日々、月の入りが遅くなり、一層真上に輝くことになるため時機を見て、再挑戦することにしました。(撮影データは画像プロパティ:Exif 情報)
左は、 このブログではお馴染みの田原市の蔵王山展望台! 4月20日の展望台は霞んでおり、 撮影断念! 4月22日に改めて撮ったものを掲載しました。天候不順と遠くが霞む春の景色 ・・・ しばらく続きそうなので、撮った中から出来の良さそうな展望台を選んでみました。
右端は以前掲載した場所から撮り直しました。あずまやの望遠写真もコントラストが弱く、色も薄いため、 近くで見て来たイメージに補正しました。望遠に特化したことで、淡い水色の画像からの色補正で、 昭和レトロ的雰囲気となったものがありますがご容赦願います。
【望遠との比較写真を並べました】
遠くを見る? 近くに行けば?と思われる方もおみえでしょうが、今回は遠くの景色から切り取ってみるという写真趣味の世界ですからね。それに、月まで行くのは少々?困難ですし、 カラス、ムクドリ、ツグミ等の野鳥にもなかなか近づけません。
【「あずまや」から撮った万場調整池の取水塔・・・対岸の展望台】
これらは同じ位置①から撮ったものです。順光なので何とか許容範囲ですが、高倍率望遠での揺らめく遠くの画像! ピントも甘い ・・・ まあ、 いいか。(自分にも甘い?)
【万場緑地北側から対岸の展望台を望む】
これらの写真に「距離 〇〇m」とあるのは、Googleマップでの測定距離です。
【万場緑地北側を移動しながら・・・】
瀟洒な建物が建ち並ぶ 素敵な風景です。(個人情報に抵触? Googleでも見れますので。)
【万場調整池東端のカボチャランド】
東西の長さ1km強、南北が 370mもの巨大調整池の西方に広がる田原の蔵王山や衣笠山の写真の多くは、この「カボチャランド」や前掲の「展望台」から撮ったものです。
ところで、カボチャランドのかぼちゃって全体がオレンジ色だったのですが、望遠で見ると調整池側からは黄色に見えますね。そこで、これまでの写真をチェックしてみると、遊歩道側の東面はオレンジ色 (かなり剥げていますが) 、 反対側は黄色 ・・・ 何とツートンカラー! カメラ片手によく上がっていたのですが、気付きませんでした。 (笑)
【万場調整池東端の南方150mから見える景色】
この時期・・・ほぼ同じ場所から撮った2種類の写真、数キロ先の画像はひどく霞んでいます。たとえ晴天でも、強風によるカメラぶれの他に ・・・ 望遠ではこんな苦労もあります。画質としては、1年程前の秋から冬、「コンパクトデジカメで望遠写真を撮ろう」の号の写真の方がずっと良好でしたね。(笑)
【万場調整池の貯水量減少が心配?】2022年4月20日
奥三河の降雨量が少なかったようですね。ここまで貯水量が減ってくると、水不足が心配! 一方、水位が下がった時 ・・・ アスファルトフェーシング検査のチャンスかも知れません。
【導入流水路】 2022年4月22日 しかし、10日間ほどで劇的に貯水量が回復!
奥三河での降雨によって宇連ダムの貯水量が回復するに従い、万場調整池にも久々大量の水が流れ込んでいます。その後、10日間ほどで待望の満水となりました。次の写真!
【満水となった万場調整池の穏やかな姿】2022年5月3日
田植えの時期を控え、このエリアの水がめが満水となりひと安心ですね。導入流水路のスロープは見えなくなり、余水吐きから溢れた水は西方に向かう川や用水路を流れます。
そして、渥美半島先端まで伸びる豊川用水の東部幹線水路と共に、広大な田畑を潤すことになります。(万場調整池:表面遮水壁型フィルダムの構造等についても簡単な説明をこのブログに掲載していますので、クリックしてご覧下さい。 水難救助訓練で、ここに飛来するヘリコプターも!)
【霞んだ巨大クレーン ・・・ 出来るだけ色調を補正】
4月20日の写真 ・・・ 展望台以外はコントラストと色調等を補正してみました。くっきり青空の秋から冬を待つことにします。
【あずまや補修とその広場から見える風車!・・・そして、近くに建つ開拓記念碑】
散歩の途中、この補修工事を見た方もおられるかも知れませんが、私がこの周辺で写真を撮っている時、ほとんどの人は緩い坂の上のこの広場のあずまやに立ち寄らないようですね。万場緑地の遊歩道右回りの私は、穏やかながらも長い長い上り坂の頂点! ここでひと休み、という訳で毎回立ち寄っています。 年齢や体力との相談の結果ですが・・・ (笑)
【撮影場所から見た霞んだ遠景 ・・・ ここから撮った望遠写真は不調!】
これらは展望台 (4/22撮影) を除き、4月20日に撮ったものです。
こちらは見ての通り、何とも情けない望遠写真となりました。カメラや私の腕前だけが原因ではないと、勝手に考えています。ひょっとして写真趣味の皆さん・・・カメラ雑誌やメーカーが提供する自社カメラ宣伝用カタログの見事な望遠写真を見て、すぐにもそんな写真が撮れるなんて、思ってません?
【冬の景色:万場調整池の北と南からそれぞれの北西方向】参考
昨年冬の風景 ・・・ 寒くて風があっても空気が澄んで揺らぎが少ない時は稜線もくっきり!
【追加で~す】
前掲の望遠に不満があり、5月8日の散歩でまたまた望遠撮影をしてみました。これまでのコンデジと同程度の倍率までは良好に思えたのですが、さらに倍率を上げるとやはり大気の乱れの影響でゆらゆらと波打つ画像となりました。 右端でそれがはっきりと分かりますね。そんな訳で、しばらく超望遠撮影はお預けにします。 左端の写真からは宿り木の花言葉・・・まさに今の気持ち「忍耐」感じます。 (笑)
ところで、これまで三脚や一脚での撮影を推奨してきましたが、強い西風の吹く万場緑地の遊歩道では一脚の方が役立ちました。カメラを据えた三脚 ・・・ 手を離すと倒れてしまいそうだったからです。それに移動しながらの撮影では地面が水平でないことがほとんどで、少しの移動でも水平の再調整が必要となり、多くの場合、 三脚とは言え一脚のように使って撮影しました。 そして、一脚を持って行っても手振れ補正に頼ることになりました。 ここでの撮影は強風に勝った写真だけが生き残ります。
また、高倍率望遠写真についての一言、シャッタースピード! 出来れば1000分の1秒以上が良いかと。 但し、センサーサイズとの兼ね合いとISOの設定を適正に ・・・ それと望遠倍率はあまり欲張らないことも。・・・ 結局そこに行きつく? それって超望遠撮影への敗北宣言なんだよね。
【おまけ】 お菓子の付録じゃないけれど・・・ 高倍率望遠についてのトリビア
「大気中の画像伝搬特性(MTF) と気象要素との相関」・・・ こんな資料もありました。この論文を読んでみたい人は、 タイトルをクリックして下さい。 下記は著者の皆さんです。
桜田 智実氏 防衛庁第1研究所/増谷 光正氏 防衛庁第1研究所/中尾 定彦氏 防衛庁第1研究所/
藤沢 彰氏 防衛庁第1研究所/安岡 義純氏 防衛大学校電気教室 どうも有難うございました。
今回は画質はともかく、広角から望遠までの写真を並べて写真趣味の楽しさや撮影の可能性拡大への参考としてみました。
前項の論文のまとめにもあるように、「日照強度が強く、風が弱い場所」では大気の揺らぎが大きくなる。そうかも・・・。カメラをしっかり構えて風対策が出来れば、風も味方!?
上図は Imatest 社の提供するテストチャート例です。そして、MTF曲線を簡単に言えば、レンズの解像度とコントラストの再現力を表すものと言えます。オーディオに当てはめると周波数特性と言えるでしょう。しかし、機器の周波数特性が良好でも、制御が困難な大気 (部屋) の中を伝わる音・・・ 個々の好みに合うとは限りませんね。難しいところです。
デジカメの性能比較をスペックでする人も多いでしょうね。かつてのオーディオ機器の性能競争時代のそれに似ているように思っています。
アナログ時代、 ステレオアンプの購入に際して機器の外観・価格の次に見るのが「仕様書」でした。 そして、その情報を基に試聴することで結果としてスペックが高い機器が良いと信じて選択していたかと思います。現在の多くの機器は、ブラインドテストで、その違いが分かったとしてもどちらの音が良い(より自分の好みに合う)かについては、意見が一致しないことはよくあることです。このことが、前述の難しい部分かと思います。このブログのオーディオ趣味編で度々書いたことですね。
フィルム時代、特に私が撮った8mm映画でのタイトルや多重露光などは、テストチャートで試し撮りをしていました。プロに限らず、写真趣味の方は多種のテストチャートをご存じかと思いますが、カメラ技術が進んだ今日、同程度の価格の場合、丁寧で分かりやすい説明書(使い方を熟知した設計者たちが、自分たちが作った機器の性能を最大限活かして愛用してもらうための思い入れを感じる)によって、早く機器に慣れ、そのおかげで納得の出来る写真が撮れそうだ! ・・・ なんて選択手法もありですね。
なお、販売が終了したオーディオ機器は除くとして、現役のデジカメ等の商品情報には意識的に触れないようにしています。いずれも使いこなしや外的要件により評価が変わるものへの安易な感想などは、先入観をもたらすため避けたいというスタンスだからです。仮に、私がこれに触れた場合は、その企業や設計者・技能者の商品企画や製作に対する真摯な姿勢が見えるからです。
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今回もお立ち寄り頂き、どうも有難うございました。
コロナウィルス感染症禍、少しずつ出口が見えて来たかと思っていると、ロシアの理不尽なウクライナへの侵略! こちらの暴挙は収束の見通しが立ちません。
次号の更新時には、事態が好転して少しでも安心の環境がウクライナに広がることを願っています。